研究課題/領域番号 |
20592500
|
研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
小山 眞理子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (50178399)
|
研究分担者 |
水戸 優子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (70260776)
加納 佳代子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (60535350)
大石 朋子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (40413257)
|
キーワード | 看護教育 / 臨地実習 / 技術教育 / 実態調査 |
研究概要 |
[研究の目的]:昨年度の調査結果から、看護学生が実習の場で安全な看護技術の学習を行うための関連要因を抽出し、「看護実践能力につながる臨床実習における看護技術教育モデル」(案)を作成検討し、実習指導者にフォーカスグループインタビューを行い、モデル〔案〕を修正することを目的とした。 [研究方法]:A.平成20年度の調査結果を分析し、教授学習モデルに関連する要因を抽出する。 B.調査結果および文献検討から、学生が実習での技術学習を効果的に行うために必要な要素を特定し、「看護実践能力の育成につながる臨床実習における看護技術教育モデル(案)」を作成する。C:2つの総合病院の臨床指導者計17名を対象に、特定した要素〔案〕の検証を行う。データ収集方法は、1グループ7~10人の2グループに対し、(1)特定した要素は実際の臨床実習場面で重要視している要素か、(2)他に必要な重要な要素があるかについて、グループインタビューを行った。調査期間は2010年2月22日~3月5日であった。 [倫理的配慮]所属神奈川県立保健福祉大学の研究倫理審査委員会の審査を受け、承諾を得てから実施した。依頼状には、目的、自由意志による参加、途中棄権が可能であること、プライバシー保持、個人の特定はできない処理をするなどの倫理的配慮を含め、個々に研究協力同意書を得た。 [結果]:A.前年度の調査結果を学会で発表し参加者と情報を共有した。B:「看護実践能力につながる臨床実習における看護技術教育モデル」(案)に必要な要素を(1)共通の目標と評価、(2)学生の特徴の見極め、(3)過度な近況からの解放、(4)イメージ化の促進、(5)適切なフィードバック、(6)状況対応へのフィードバックとした。C:フォーカスグループの結果(1)どの要素も臨床指導者自身が重要視している、(2)優先順位は臨床指導者により異なる、(3)要素の表現はさらに適切な表現が必要等であることが明らかになった。
|