本研究の目的は、排便障害児の外来看護ケアシステムを構築することであった。母親用介入プログラムは、エンパワーメントを基盤概念として、1)排便コントロールガイドブック、2)排便日誌、3)電話訪問で構成した。子ども用介入プログラムは、子どもが関心をもてるためのキャラクターを用いて、1)身体構造しくみ、2)排便行動の確認(下着の着脱、お尻を拭く、手を洗うなど)、3)下痢や便秘の症状、4)体調の変化を大人に伝えること、以上の4項目についてイラストを用いて記載した。母親用と子ども用のプログラムを統合して、外来ケアシステムを構築した。
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