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2008 年度 実績報告書

公空間を利用したユビキタス・ミュージアムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20605007
研究機関公立はこだて未来大学

研究代表者

美馬 のゆり  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (00275992)

研究分担者 木村 健一  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (60280327)
キーワード科学コミュニケーション / ユビキタス / 公空間 / ミュージアム
研究概要

公空間を利用したユビキタス・ミュージアムの構築するために、平成20年度には以下のことを行った。
1.公空間における科学技術理解増進活動の調査とその特徴の整理
サイエンスカフェ、サイエンス・フェスティバルに代表される、公空間における科学技術理解増進活動について、国内外の活動を調査した。たとえばサイエンスカフェはおよそ10年前に英国で始まった活動で、日本においては、数年前から実施されはじめ、いくつかのNPO、大学・研究機関等所属の個人などの主催により、各所で開催され、徐々に取り組みが広がりつつあることが明らかになった。
2.科学を扱うグラフィック・デザインに関する調査
展示デザインにおけるデザイナーや、テクニカル・イラストレーション(機械やシステム、動植物などの精緻な図)におけるイラストレータが、科学者と対等な関係を保ちつつ、共同的に活動する場を構築するために、その先進的な実践現場を調査した。スイス・ベルン自然史博物館のデザイナー(クロード・クローン氏)を訪問し、博物館の展示とその意図についてインタビュー調査を行った。
3.ユビキタス・ミュージアムの設計
ユビキタス・ミュージアムの設計を行った。ユビキタス・ミュージアムとは、設置や移動が容易なパネルやポスターのほか、シンプルなインタフェースを持つタッチパネル形式のコンピュータを含む、移動可能なミュージアム・システムの総称である。平成20年度は、函館の市民の足として活用されている路面電車へ搭載するためのシステムの試作を行った。評価実験の結果、参加者の科学技術リテラシー/社会リテラシーの向上を図れることが明らかになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 科学リテラシー共有の湯の創出-教室から街へ-

    • 著者名/発表者名
      美馬のゆり渡辺政隆
    • 雑誌名

      科学教育研究 (印刷中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 科学を文化に-はこだて国際科学祭の挑戦2008

    • 著者名/発表者名
      美馬のゆり
    • 学会等名
      日本科学教育学会研究会
    • 発表場所
      北海道教育大学函館校, 北海道函館市
    • 年月日
      2008-11-08
  • [学会発表] 科学コミュニケーション促進のための科学フェスティバルの可能性2008

    • 著者名/発表者名
      美馬のゆり渡辺政隆
    • 学会等名
      日本科学教育学会第32回年会
    • 発表場所
      岡山理科大学, 岡山県岡山市
    • 年月日
      2008-08-23

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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