研究課題
若手研究(A)
サヘル帯では、砂漠化(土地荒廃)の問題が深刻である。住民の対処行動にもとづく都市ゴミ施用の緑化効果を検証するため、実験圃場を作成し、3年半にわたって観察をおこなった。ゴミの投入によって、以下の7項目が組み合わさっていることが明らかとなった。(1)風で飛ばされてくる飛砂や有機物を受け止める効果、(2)シロアリが巣を作るため、地中の細粒物質(粘土・シルト)を持ち上げる効果、(3)シロアリが固結層に巣穴をつくることによって、雨水が巣穴を通じて浸透し、透水性を高める効果、(4)シロアリが唾液で砂粒をつなぎあわせ、土壌の団粒構造を形成する効果が認められた。(5)荒廃地の土壌(pH 4. 5前後)を矯正や、(6)栄養分を添加する効果があり、(7)ゴミに種子が含まれ、有用植物が生育している効果が分かった。
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