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2010 年度 実績報告書

哲学対話における反省的・協働的思考:学年と専門を横断する対話学習プログラム研究

研究課題

研究課題/領域番号 20682001
研究機関大阪大学

研究代表者

本間 直樹  大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 准教授 (90303990)

キーワード哲学対話 / 哲学教育 / 協働的思考 / こどもの哲学 / 学習プログラム
研究概要

本年度は、(課題2)教員や実践者などが参加する哲学と対話教育に関する研究会を計5回主催し、小学校での教科横断型対話学習プログラム作成、大学での哲学・倫理学教育の実際の報告、異分野・異職種のあいだでの対話方法論、カリキュラム、教材などについて具体的に検討を行った。また映像媒体を利用した対話と思考の学びに関する実践研究を行った。(課題3)昨年度に引き続き、専門・学年の異なる大学生・大学院生対象に対話技法セミナーを開講し、対話進行役養成プログラムを実施、受講者インタビュー等を通してプログラムの検証を行った。受講者には哲学カフェなど学外での進行役実践トレーニングの場を提供するほか、受講生が自ら計画・実施した高校での哲学対話学習プログラムに関して、補助および検証を行った。(課題4)また、兵庫県西宮市の小学校と協働して、総合的学習の時間などを活用したすべての学年にまたがる対話学習プログラムを作成し、国語、環境教育、美術教育、道徳教育の教科を横断する授業を各学年で実施、検証した。(課題5)最後に、ハワイ大学における「子どものための哲学」の先進的取り組みを調査し、とくに多文化社会における哲学教育の現状と課題を把握するほか、同大学で開催された国際ワークショップのなかで本研究の成果を報告し、哲学対話の協働的学習に関する討議を行った。(課題1)これまで実施されたプログラムに対してこれまでの思考と学習に関する基礎研究をもとに考察を加え、以上各課題に対する成果を報告する報告書を作成し、協力者等に配布した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 教えない授業は可能か?-対話学習と対話進行役養成プログラムにおけるネオ・ソクラティクダイアローグの活用2011

    • 著者名/発表者名
      本間直樹
    • 雑誌名

      臨床哲学

      巻: 12(印刷中 未定)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「どっちに入るかな?」フラフープを利用した授業から-小学校で哲学する(2)2011

    • 著者名/発表者名
      本間直樹、高橋綾
    • 雑誌名

      臨床哲学

      巻: 12(印刷中 未定)

    • 査読あり

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公開日: 2012-07-19  

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