研究課題
若手研究(B)
本研究ではトビリシ出身のアルメニア系グルジア士族エニコロピアン(「言葉の箱」)家の活動に注目した。家学である書記・多言語能力を活かし、マヌーチェフル・ハーン(イラン皇帝の側近宦官)、ミハイル・ロリス=メリコフ(ロシア帝国内相)など、イラン・ロシア帝国双方の高官を輩出し、二カ国間関係でも活躍したが、同家の権力と政治基盤は19世紀コーカサス・フロンティア社会の到達点と限界を示していたことを明らかにした。
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