研究課題
若手研究(B)
本研究では、2つの生産部門(消費財と投資財)が存在する経済において、最適な成長を達成するように毎期ごとの資源配分を行った時、経済が時間を通じてどのような動きをするかについて理論的に分析を行った。将来の効用を割引かないケースにおいては、必ず黄金律と呼ばれる長期均衡に収束する。一方、割引くケースにおいては、必ずしも収束するとは限らず、時間を通じた経済の動きはどれくらい将来の効用を割引くかを表す割引率の値に応じて変化することを明らかにした。
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Japanese Economic Review
巻: 60 ページ: 490-511