• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

住宅市場と家計の資産選択

研究課題

研究課題/領域番号 20730224
研究機関日本福祉大学

研究代表者

上山 仁恵  日本福祉大学, 経済学部, 准教授 (90295618)

キーワード家計 / 資産選択 / 住宅市場 / 中古住宅市場 / 住宅ローン
研究概要

本研究の目的は2つあり、1つ目は日本における中古住宅市場と家計の資産選択の行動の関連性を検証すること、2つ目は住宅ローンの性質(特に住宅ローンの遡及性に注目して)と家計の資産選択の行動の関連性を検証することである。
まず、1つ目の研究の成果であるが、研究期間の初年度である平成20年度は、OECD加盟国を対象に中古住宅市場のデータベースの収集を試みた。しかし、中古住宅市場に関する国際データベースは、OECD関連機関やデータ提供機関等から入手不可能である(すなわち存在しない)ことが判明した。従って、現在、直接加盟国に行き、資料やデータを収集したり、各国の統計局のウェッブページを検索するなどして、1カ国ずつデータを収集している段階である。非常に大変な作業となっているが、逆に、中古住宅市場に関する国際のまとまったデータが存在しないことは、そのようなデータベースを作成すること自体が意義のあるものとなる。また、中古住宅市場の国際データベースが存在しないことを考えると、本研究は世界的に見ても検証されていない研究であることが判明し、この研究の重要性を改めて再認識するものである。
次に2つ目の研究の成果であるが、2つ目の研究については、計画としては平成22年度から行う予定であったが、1つ目の研究についてデータ収集に時間を費やしていることから、2つ目の研究についても開始している。平成20年度の成果としては、住宅ローンの遡及性を議論する前に、そもそも住宅ローンが家計の資産選択の行動にどのような影響を与えているのかを、日本の家計の個票データを用いて検証した。その結果は現在論文としてまとめており、平成21年度中のレフェリー雑誌掲載に向けて準備を行っている段階である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 家計の資産選択における実物資産の位置付け2008

    • 著者名/発表者名
      下野恵子・上山仁恵
    • 雑誌名

      金融経済研究 26

      ページ: 41-62

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi