研究課題
若手研究(B)
複素解析の理論であるネバリンナ理論と数論の理論であるディオファントス幾何学の間には強い類似性があることがVojtaらによって指摘されてきた。本研究では本来連続的な世界に立脚しているはずのネバリンナ理論の中には離散的な原理が存在しているはずである、という視点からネバリンナ理論の研究を行った。特にネバリンナ理論に現れる接近関数をこの視点から考察して、第二主要定理の等式評価を証明し、それを有理型関数に対する古典的な問題であるGol' dberg予想とMues予想の解決に応用した。
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Ann. Inst. Fourier(Grenoble)
巻: 60no.2 ページ: 551-563
Forum Math
巻: 20no.3 ページ: 469-503