研究課題
若手研究(B)
非線型反応拡散系において拡散係数を微小にすると,しばしば方程式系の解が遷移層を形成することが知られています.遷移層とは解の値がほとんど不連続にみえるほど急激に変化している部分をいいます.本研究では空間的に非一様な非線型反応拡散方程式で記述される遺伝子頻度のモデルを扱い,その遷移層をもつ定常解(平衡解)が(線形)安定であること,またある条件のもと遷移層をもつ定常解が一意に決定されることを数学的に厳密に証明しました.
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Systems- Series A (DCDS-A)
巻: Vol.32 ページ: 1391-1420
doi:10.3934/dcds.2012.32.1391
Existence and Limiting Profiles,Discrete and Continuous Dynamical Systems - Series A
巻: 27 ページ: 617-641
doi:10.3934/dcds.2010.27.617
Discrete and Continuous Dynamical Systems - Series A
巻: 20 ページ: 259-27