研究概要 |
3,3'-位および6,6'-位に重合反応性基であるブロモ基を有するジナフトフランの合成経路を確立した。6,6'-ジブロモジナフトフランのFriedel-Craftsアシル化反応により3,3'-位に電子求引基である長鎖アシル基を導入した。これらジナフトフランモノマーのニッケル錯体媒介芳香族ホモカップリング重合、ジアセチレンとのSonogashiraカップリング重合をそれぞれ試みたが、溶解性が低く、また一部フラン環の分解が進行したため所望の高分子を得ることができなかった。アリールホウ酸との鈴木カップリング反応は進行することが確認できたので、今後、条件最適化を行った後、重合への展開を試みる。
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