酸性坑廃水処理への赤泥の適用に関する研究

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20760569
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 地球・資源システム工学
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: 所 千晴 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (90386615)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: 環境修復技術 / 省資源技術 / リサイクル技術 / 環境負荷低減技術

研究概要

赤泥の坑廃水処理への適用を目指し、赤泥のAs(III/V)の吸着特性を 実験的に検討した。廃水として、硝酸系と硫酸系の2種類を用意し、それぞれにおけるAs(III/V)吸着特性を相互比較することによって、赤泥による吸着特性の解明を試みた。また、赤泥中のAl分を予め溶出させた脱Al赤泥を作成し、通常の赤泥との処理特性を比較することによって、赤泥が有害元素を取り込む機構を詳細に解明した。

研究成果

• [雑誌論文] Sorption Mechanisms of Arsenate during Coprecipitation with Fenihydrite in Aqueous Solution (2010)
  • 著者名/発表者名: C. TOKORO, Y. YATSUGI, H. KOGA, S. OWADA
  • 雑誌名: Environmental Science & Technology vol.44,no2 ページ: 638-643
• [学会発表] 酸性坑廃水処理への適用を目的とした赤泥へのAs吸着機構の解明 (2010)
  • 著者名/発表者名: 平井美香・所千晴・中津川香世・大和田秀二
  • 学会等名: 資源・素材春季大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-03-30
• [学会発表] 水酸化アルミニウムによる希薄F(-I)またはAs(V)含有廃水の共沈処理の相互比較および除去メカニズムの類型化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 原口大輔・小田裕史・所千晴
  • 学会等名: 資源・素材春季大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-03-30
• [学会発表] 希薄As(V)の水酸化第二鉄への共沈メカニズムに関する分光学的手法と界面工学的手法の比較 (2010)
  • 著者名/発表者名: 古賀創・原口大輔・所千晴
  • 学会等名: 資源・素材春季大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2010-03-30
• [学会発表] Experimental Investigation for Co-precipitation Mechanism of Dilute Arsenate With Ferric Salts in Aqueous Solution (2009)
  • 著者名/発表者名: H. KOGA, C. TOKORO, Y. YATUGI, S. OWADA
  • 学会等名: Proceedings of The 10 th International Symposium on East Asian Resources Recycling Technology (EARTH 2009)
  • 発表場所: JEJU
  • 年月日: 20091100
• [学会発表] 酸性坑廃水処理への適用を目的とした赤泥へのAs吸着機構の解明 (2009)
  • 著者名/発表者名: 中津川香世・所千晴・大槻晶・大和田秀二
  • 学会等名: 資源・素材学会春季大会
  • 発表場所: 千葉
  • 年月日: 20090300
• [学会発表] 水酸化鉄およびアルミニウムによる希薄ヒ素およびフッ素の共沈廃水処理における除去機構の解明 (2008)
  • 著者名/発表者名: 原口大輔・所千晴・大和田秀二
  • 学会等名: 資源・素材2008
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 20081000
• [学会発表] Co-precipitation phenomena in wastewater treatment of dilute toxic anions (2008)
  • 著者名/発表者名: C. Tokoro, Y. Yatsugi, A. Otsuki, S. Owada, H. Sasaki
  • 学会等名: Proceedings of XXIV Mineral Processing Congress
  • 発表場所: Beijing
  • 年月日: 20080924-20080928
• [学会発表] Removal mechanism of dilute As(V) or F(I) in wastewater using Fe(III) or Al(III) hydroxides co-precipitation method (2008)
  • 著者名/発表者名: C. Tokoro, Y. Yatsugi, D. Haraguchi, A. Otsuki, S. Owada, H. Sasaki
  • 学会等名: Interface Against Pollution 2008
  • 発表場所: Kyoto
  • 年月日: 20080601-20080604