研究課題
若手研究(B)
複合糖質コンドロイチンは細胞質分裂制御に関与している。モデル生物線虫(C. elegans)を用いてコンドロイチンと関連する分子群の生体内機能解析を行い複数の新しい知見を得た。 1)コンドロイチンプロテオグリカンによる線虫卵殻と浸透圧障壁形成の機構が明らかとなった。2)更に、コンドロイチンは線虫の卵成熟過程で減数分裂の制御にも関与していた。3)また、コンドロイチンは卵黄蛋白質であるvitellogeninの卵細胞への取込みに必要であった。以上のことから細胞表層のコンドロイチンを介した新たな細胞分裂制御と分子輸送機構が示された。
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FASEB Journal 23
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http://srv02.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/tumor/index.html