研究課題
若手研究(B)
放牧利用率の極めて高い日本の生乳生産の約5割を占める北海道において、放牧牛乳の特徴を明らかにすることは、牛乳および乳製品の付加価値を高める上で重要である。本研究では、とくに牛乳中の糖質に着目し検討を行った。放牧草を摂食することで、牛乳中のグルコースやガラクトースを主とした中性糖、すなわちヘキソース含量は変化しない。一方、唯一の糖鎖構成酸性糖であるシアル酸は増加した。放牧牛乳のこれらの変化は、乳製品に様々な影響を及ぼす可能性があり、更なる研究が必要である。
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Journal of Dairy Science 93
ページ: 4850-1854
Journal of Applied Glycoscience 57
ページ: 177-183