研究課題
若手研究(B)
ヒト末梢血からの樹状細胞作成は困難で、患者血液を用いての検討は施行できなかった。マウス実験腸炎にサイトメガロウイルスを感染させるも、腸炎の増悪が認められなかった。ウイルスの核酸を認識するTLR3, 7, 9のリガンドを用いた検討において、TLR7のリガンドを投与することでマウス実験腸炎が抑制された。これはTLR7刺激により形質細胞様樹状細胞から産生されたサイトカインにより、誘導された制御性T細胞による炎症抑制であることが明らかとなった。