研究課題
若手研究(B)
本研究では、多剤耐性タンパク質の活性を定量測定し得る放射性プローブの開発研究を行った。なかでもP糖タンパク質の測定は、薬剤開発や薬物治療方針の策定に大きく寄与するが、インビボにおける定量的な測定は未だ成し遂げられていない。そこで本研究では、これまでに開発した方法論と化合物を応用し、当該目的を達成する放射性プローブの開発を推進した。P糖タンパク質の基質と考えられた既存化合物についての検討において、当該化合物の脳からの排出には未知の薬剤排出タンパク質の関与が示唆された。