BAP1がBARD1と結合することによってBRCA1/BARD1の2量体形成を阻害し、E3リガーゼ活性を失活させることを発見した。BAP1はBARD1にも結合することが分かった。BAP1がBARD1に結合しBRCA1/BARD1複合体の形成を阻害する事が判明した。BAP1はBRCA1/BARD1の自己ユビキチン化を阻害した。また、ユビキチン化したBRCA1を脱ユビキチン化することが分かった。酵素活性を失活させてもBRCA1/BARD1を阻害することから、BAP1は活性の直接阻害と脱ユビキチン化の2つの機序でBRCA1/BARD1によるユビキチン化を抑制する事を解明した。
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