研究課題
若手研究(B)
我々を含め、多くの研究グループから日本人に多い滲出型黄斑変性症と強く関連することが報告されているHtrA1を高発現するトランスジェニックマウスの作製を試みた。その結果、9系統のトランスジェニックマウスが得られた。Real time-PCR法によるコピー数測定、ウェスタンブロッティングにより選別した3系統のトランスジェニックマウスについて眼底観察および、眼球の切片を作製しHE染色を行ったところ、眼底撮影によりドルーゼン様の沈着が観察され、HE染色による形態観察により網膜に変性部位が認められた。これらの研究成果から日本人に多い滲出型AMDと強く関連するHtrA1は、滲出型AMDの発症に関与していることが強く考えられ、HtrA1を高発現させたトランスジェニックマウスは滲出型AMDの発症機構の解明に有用なモデル動物として利用できることが示唆された。
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J Ocul Biol Dis Infor. 2(4)
ページ: 64-175
http://www.kankakuki.go.jp/lab_e.html