研究課題
若手研究(B)
象牙質の石灰化に重要なタンパクであるフォスフォフォリンをブタ抜去歯から抽出し、I型コラーゲンとの試作複合体を作製した。全身麻酔を施した8週齢ウィスターラットの上顎第1臼歯を用い、露出歯髄に直接試作複合体を移植後、1~3週で屠殺した。ヘマトキシリン-エオジン染色標本での評価の結果、一般的な治療薬である水酸化カルシウム製剤に比べて、本複合体は良質な修復象牙質を再生し、歯髄の炎症も軽度であった。よって、本試作覆髄剤は水酸化カルシウム製剤に代わる材料としての可能性を持つことが示唆された。
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北海道医療大学雑誌 28巻、2号
ページ: 14
J Endod 34
ページ: 679-683