研究課題
若手研究(B)
In vitroマウス内軟骨性骨化モデルATDC5を用い、ポリリン酸を作用させたところ、アルシアンブルー陽性軟骨基質の形成亢進や2型、10型コラーゲンの発現が対象群より早期にみられるなど、軟骨形成が促進されることを示唆する結果を得た。一方、石灰化についてはβ-グリセロリン酸添加群と比較して石灰化傾向が低かった。原因を検討したとこと、培養上清中の細胞外リン酸濃度は一様に上昇するのに対し、ポリリン酸添加群ではピロリン酸の濃度が高く、石灰化抑制作用が同時に働くことが考えられた。
すべて その他
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)
日本口腔組織培養学会雑誌 18(2)
ページ: 29-36