研究課題
若手研究(スタートアップ)
上半平面の一般化である等質ジーゲル領域は、ケイリー変換によってある有界領域に双正則に写される。このケイリー変換の像が、ベルグマンによって導入された代表領域と一致することを証明した。またジーゲル領域の定義に現れる錐について、錐の各点で過去・未来の方向を指定する因果構造の研究を行った。その結果、対称錐の一種であるローレンツ錐に対して、その因果構造を保つ自己同型が線型であるという定理の、初等的な証明を得た。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)
Kyushu Journal of Mathematics 64
ページ: 35-47
Journal of the Mathematical Society of Japan 60
ページ: 1107-1134