研究課題
若手研究(スタートアップ)
電子間に働く電気的クーロン力およびスピン間の磁気的相互作用は物質の磁気的・電気的性質を決める重要な要因である.本研究では強いクーロン相互作用のために絶縁化した有機半導体の中でも特に局在スピンを持つ鉄イオンを導入した系に着目し,磁性と伝導性の相関を調べた.その結果,電気抵抗がスピンの状態変化によって大きく減少する事,またその時同時に電子間クーロン力の閉じ込めが弱くなる事等を明らかにした.
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J.Low Temp.Phys. 159
ページ: 272-275
J.Phys.: Conference Series 150
Phys.Rev.B 80