血液発生において重要な転写因子であるRunx1とGata1の発現を同時にモニタリングできる細胞株(RVG25)を樹立した。RVG25細胞株を用いたES細胞分化誘導系においてRunx1+かつGata1+の血管内皮細胞から高効率に成体型の血液細胞(B細胞分化能を有する細胞)が分化してくることを明らかにした。さらに胎仔マウスE7.5のVE-cadherin+細胞が同様にB細胞分化能を有することを明らかにした。また、Gata1+細胞を発生段階特異的にラベルすることができるGata1-IRES-MerCreMerマウスを樹立した。
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