THz点光源をメタアトムと結合させ、世界最高感度のTHzマイクロ流路の開発に成功した。また、簡易・高速検査を可能とする反射型チップも開発し、s-DNA・d-DNAなどの差異検出に有効であることを示した。点光源を利用した走査型テラヘルツ点光源(SPoTS)顕微鏡を開発し、固芯レンズを採用するなどし、高分解能化を実現することで、世界で初めて乳管中にある早期乳癌内に存在する壊死細胞のTHzイメージングにも成功した。それらの過程において、メタアトムとTHz点光源との時間領域相互作用から特異な共鳴状態を解明した。さらに、THz-キャピラリー電気泳動オンライン検出法を提案するなど、大きな成果を上げた。
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