研究課題
基盤研究(A)
老朽化や震災による橋梁や構造物の危険性・健全性を予測する簡易計測診断システムを構築するために、溶接接合部やボルト締結部の疲労亀裂・変形等から自律的に危険度判定が可能なワイヤレスセンサであるパッシブ型の安価なピエゾ極限センサを用いて、構造物全体の健全性を計測し可視化する方法を研究開発する。インフラ構造物の補修・補強の指針を示すシステムであり、老朽化が進んでいる構造物のリモート判定にも有効である。破壊の予測と損傷の極限が自律的に検出され、安価で計測電源が不要なことから、人手不足の建設業現場で戦力になることが期待され、広く普及する可能性のある技術である。