研究課題/領域番号 |
20H00290
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分25:社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
|
研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
下井 信浩 秋田県立大学, システム科学技術学部, 教授 (10300542)
|
研究分担者 |
菅野 秀人 秋田県立大学, システム科学技術学部, 教授 (20336449)
CUADRA CARLOS 秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授 (30302194)
中正 和久 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (40780242)
木村 祥裕 東北大学, 工学研究科, 教授 (60280997)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | Anchor bolt / Deformed bar / Health monitoring, / Piezoelectric sensor / Steel weld joint / Piezoelectric filme |
研究成果の概要 |
鉄骨造建築物の柱脚の接合部に注目し,長期的かつ安価で簡便に構造物の健全性を計測可能にするモニタリングシステムの開発を行なった.接合部の変位やボルト締結部に注目しその健全性をモニタリングするための簡易計測の可能なセンサ開発に注力した.溶接接合では溶接時の熱影響から接合部周辺に硬化と同時に脆性が生じる問題,さらに鋼材強度が増すと延性・靭性が下がり疲労亀裂の発生から,疲労強度が低下するという一般的課題も存在する.研究代表者らが開発した構造物の柱脚における健全性モニタリングシステムは,パッシブ型であるオリジナルのピエゾ複合センサの出力から構造物の変位量予測が可能な様に設計されている.
|
自由記述の分野 |
計測技術とそのセンサ開発
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現状のインフラ構造物の維持管理費は多額であり、管理責任者の国や地方自治体の予算では全ての構造物の安全管理は不可能である. 構造物の健全性計測は国民の生命・財産を守るために抱える共通の重要課題である. 本研究成果は,建設後50年以上経過するインフラ構造物を安全に使用するためのモニタリング技術, その計測システムに使用するセンサ、健全性を可視化可能にする情報処理の研究にある.老朽化した橋梁等を安心・安全に利用し、物流経路を確保するためにも実施効果は非常に大きく,国民の生活基盤の確保に大きく寄与した研究成果である.
|