研究代表者らは細菌の強接着性ナノファイバー蛋白質のユニークな伸長特性を見出した。本研究では、計算科学を専門とする研究分担者と共に、その特異な伸展性のメカニズムの解明を目指す。また、粘弾性を検知するメカノセンサーや、様々な粘弾性を示すメカノバイオロジー操作基材に適用可能な、優れた特性をもつ新奇のメカノケミカル材料を創製する。 強接着性ナノファイバー蛋白質は研究代表者が独自に見出したものであり、本研究の独創性は高いと言える。その接着および伸長特性の機構解明は国際的にも注目される。また新規なナノファイバーはメカノケミカル材料としての応用が期待できることから、社会への波及効果も大きいと言える。
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