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2023 年度 研究成果報告書

生体分子の構造変換ダイナミズムに介入する化学触媒研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20H00489
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分47:薬学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

金井 求  東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (20243264)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード触媒 / 光 / アミロイド / エピジェネティクス / アシル化 / ヒストン / 選択性
研究成果の概要

11ヶ月齢のアルツハイマー病モデルマウスに触媒1を静脈内投与し、1時間後に600 nmの光を照射した。この操作を5回繰り返し、マウスの海馬由来サンプルをウエスタンブロッティング法にて評価した。その結果、触媒投与・光照射を行ったマウスにおいて触媒のみを投与したマウスと比較して酸素化による二量体が強く検出され、触媒1はin vivo系においてAβの光酸素化を進行させていることが示唆された。触媒的光酸素化により、マウス脳内のアミロイド量が約30%減少し、これが脳内ミクログリア細胞による酸素化Aβの分解亢進によることを明らかとした。

自由記述の分野

有機合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

生体環境下で機能する化学触媒を創り出すことによって、生命のソフトウエアであるタンパク質翻訳後修飾を操作する基盤技術を創製し、この基盤技術を発展させて、通常は酵素が作り出している生体内化学秩序に対して化学触媒が介入することよって、概念的に新しい疾患治療のモダリティの創造へつなげることの概念実証を達成した。

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公開日: 2025-01-30  

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