研究課題
基盤研究(A)
本研究は、in silico解析と実験解析により、トリパノソーマ原虫が媒介するシャーガス病の治療薬開発を目指すものである。研究計画は、分子シミュレーションと機械学習による薬効化合物の提案、ロボットによる薬効化合物の自動合成、合成された化合物の寄生原虫耐性・細胞毒性の評価、およびそれらの評価結果の機械学習への反映から構成される。in silico創薬に、本格的に統計的機械学習を導入しようとする意欲的な研究として、学術的意義が高い。本研究により、シャーガス病に治療効果が期待される新規化合物を獲得することが見込まれ、提案する方法論が確立すれば、その他の目的の創薬にも一般化されるブレークスルーが期待される。