研究課題
2023年度(令和5年度)は、A.臨床専門家とNDB専門家の協働による疾患定義の構築、B.構築した疾患定義と既存臨床情報を用いたバリデーション研究の推進、C.構築した疾患定義に基づく患者数の推計の3つをさらに進めた。A.臨床専門家意見とデータ分析を融合した疾患定義の構築感染症、産科疾患、アレルギー疾患、呼吸器疾患、難病、気候・気象因子に関連する疾患等を対象として、疾患定義の構築をさらに進めた。B.構築した疾患定義と既存臨床情報を用いたバリデーション研究の推進既存のカルテ情報を参照基準として用い、既存のカルテ情報における患者集団とA.で構築した疾患定義に基づいた分類によりカルテから抽出された患者集団との照合により、疾患定義の妥当性を検証する手法を開発する。従前のアレルギー性鼻炎のほか、血友病についてバリデーション研究を行っており、2023年度も継続した。C.構築した疾患定義に基づく患者数の推計A.で構築した疾患定義を用いて、NDBにおいて実際に患者数を集計し、既存統計との照合などを通じて、集計値及び疾患定義の妥当性を検討した。
2: おおむね順調に進展している
令和5年度交付申請書で予定した研究は進捗どおりに完了した。
研究計画書に沿って、予定通りに研究を推進する。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 2件)
Respiratory Investigation
巻: 62 ページ: 113~120
10.1016/j.resinv.2023.11.003
Archives of Physical Medicine and Rehabilitation
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