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2023 年度 実績報告書

Dvandva型等位複合語の比較・対照研究

研究課題

研究課題/領域番号 20H01268
研究機関筑波大学

研究代表者

島田 雅晴  筑波大学, 人文社会系, 教授 (30254890)

研究分担者 小野 雄一  筑波大学, 人文社会系, 教授 (70280352)
長野 明子  静岡県立大学, 国際関係学研究科, 教授 (90407883)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード複合語 / 生成文法 / 形態論 / 英語史 / 言語比較
研究実績の概要

本研究課題では、等位複合語を題材にして等位構造の構造構築について生成統語論の視点から検討すること、等位複合語に対して理論的な統一性を持った分類を行うこと、等位複合語の言語間比較を行うことを主な目的としている。等位複合語には「と」を使って「親と子」、「手と足」に言いかえられる「親子」や「手足」などの「ト型等位複合語」と「で」を使って「シンガーでソングライター」に言いかえられる「シンガーソングライター」などの「デ型等位複合語」があり、その違いについて深く掘り下げた考察を令和3年度から行ってきた。また、同時にこれら名詞の等位複合語だけではなく、動詞の等位複合語にも共通に統語分析を適用し、「ラベル付け理論」のもとで生起する「XP-YP問題」の解決を図ってきた。その研究を発展させるべく、令和5年度は動詞のト型等位複合語とデ型等位複合語を取り上げて、名詞で観察された両者の違いが動詞でも見られるかどうかを検証し、統語分析および等位複合語の分類の精緻化を試みた。さらには、「土地」、「河川」などの「Co-synonymic型等位複合語」の分析にも着手した。現代英語にはこのタイプの等位複合語はないが、古英語には存在したことがわかっており、英語におけるCo-synonymic型等位複合語の変遷を調査した。また、古英語はト型等位複合語は持たないとされているが、それに類似した等位接続表現を詩のデータなどから抽出し、それが英語ではト型等位複合語に相当する表現である可能性について検討した。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 43 Japanese2024

    • 著者名/発表者名
      Nagano, Akiko
    • 雑誌名

      Onomatopoeia in the World’s Languages: A Comparative Handbook

      巻: なし ページ: 513~526

    • DOI

      10.1515/9783111053226-043

    • 査読あり
  • [学会発表] Co-synonymic dvandva compounding: Its historical change and cross-linguistic variation2023

    • 著者名/発表者名
      Nagano, Akiko and Masaharu Shimada
    • 学会等名
      The 13th International Conference on Historical Lexicography and Lexicology
    • 国際学会
  • [学会発表] Dvandva 型等位複合語の生産性についての第 3 の仮説2023

    • 著者名/発表者名
      長野明子
    • 学会等名
      近代英語協会

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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