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2023 年度 実績報告書

小中高大の英語学習者のためのデータ駆動型英文法学習サイトの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20H01277
研究機関千葉大学

研究代表者

西垣 知佳子  千葉大学, 教育学部, 教授 (70265354)

研究分担者 安部 朋世  千葉大学, 教育学部, 教授 (00341967)
池田 周  愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (50305497)
物井 尚子 (山賀尚子)  千葉大学, 教育学部, 教授 (70350527)
水本 篤  関西大学, 外国語学部, 教授 (80454768)
星野 由子  千葉大学, 教育学部, 准教授 (80548735)
小山 義徳  千葉大学, 教育学部, 准教授 (90546988)
石井 雄隆  千葉大学, 教育学部, 准教授 (90756545)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードデータ駆動型学習 / data-driven learning / DDL / 英語教育 / 文法学習 / 探究的学習 / 気づき / 帰納的学習
研究実績の概要

本研究は小学校から大学生までの英語教育を「データ駆動型学習(data-driven learning:DDL)」で繋ぐ研究である。具体的にはDDLオンライン学習システムの開発,指導効果の検証,普及活動を目的とする。DDLは,コーパス(言語データベース)とコーパス検索ツールを組み合わせて行う。本研究では,小学生用と中・高生用それぞれに,日英2言語併記の学習用コーパスを構築し,小学校用(eDDL: https://e.ddl-study.org/)と中・高生用(hDDL:https://h.ddl-study.org/)のDDL学習ツールを開発した。さらに,既存の大学生用ツールと連携させ,DDLという手法で,小学生から大学生までの英文法学習をシームレスに繋いだ。2023年度は次の4点を行った。
1) コーパスの拡大: eDDLとhDDLコーパスの校正作業を行い,さらにコーパスサイズを拡大した。その結果,eDDLコーパスは3,793文に,hDDLコーパスは5,283文に増加した。ツールの改修に合わせて,搭載するコーパスサイズを拡大する。
2) hDDLのサブ機能の拡大: hDDLに文の種類(肯定文,否定文,疑問文)による検索機能,文長による検索機能を追加した。これにより生徒の気づきが引き出しやすくなる。また,生徒に人気の高い英語クイズの種類を追加した。これにより,生徒は自学自習がしやすくなる。これらは試用期間を経て公開する。
3) DDL実践:小学校では,eDDLを利用して文法力の基盤となる名詞句のかたまり把握の指導を,中学校では,hDDLを利用して言語に関する探究力育成の実践を,高校ではhDDLで中学校から高校へつなぐ学習等,多様な実践を行った。
4) 音韻認識DDLツールを使った実践:2022年公開の音韻認識ツールを使って小学3年生で実践を行い,言語能力獲得の基底を培った。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

備考

DDL Family のアプリである。本科研費の支援を受けて、開発・維持・管理しているものである。

  • 研究成果

    (16件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (6件) 備考 (5件)

  • [雑誌論文] 中学生が身に付けている文法知識の調査2024

    • 著者名/発表者名
      西垣知佳子,川名隆行,中井康平,見目慎也,山崎達也
    • 雑誌名

      KATE Journal(2024年9月 予定)

      巻: 38 ページ: 未定

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Development of BES Search : A Primary and Secondary School Level Pedagogical English Example Sentence Corpus and Search Tool2024

    • 著者名/発表者名
      NISHIGAKI Chikako, MIZUMOTO Atsushi, AKASEGAWA Shiro
    • 雑誌名

      Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University.

      巻: 72 ページ: 247-255

    • DOI

      10.20776/S13482084-72-P247

  • [雑誌論文] Development and Revision of DDL Tools for Secondary School Students: What We Can Do to Nurture Autonomous Corpus Users?2023

    • 著者名/発表者名
      Nishigaki, C. and Akasegawa, S.
    • 雑誌名

      English Corpus Studies,『英語コーパス研究』

      巻: 30 ページ: 131-149

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 授業文章構成に関する生徒の気づきを促す中学校国語授業―譲歩表現「A たしかにB しかしC」を例に―2023

    • 著者名/発表者名
      安部 朋世, 橋本 修, 田中 佑, 永田 里美, 西垣 知佳子,牧野太輝,長谷川正裕
    • 雑誌名

      千葉大学教育学部研究紀要

      巻: 72 ページ: 229-234

    • DOI

      10.20555/jtsjs.144.0_227

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 接続表現の組み合わせによる文章構成に関する生徒の気づき―譲歩表現「A たしかにB しかしC」を例に―2023

    • 著者名/発表者名
      安部 朋世, 橋本 修, 田中 佑, 永田 里美, 西垣 知佳子
    • 雑誌名

      全国大学国語教育学会 第144回島根大会 研究発表要旨集

      巻: 144 ページ: 227-230

    • DOI

      10.20555/jtsjs.144.0_227

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 再考!小学校英語の言語活動2024

    • 著者名/発表者名
      西垣知佳子
    • 学会等名
      小学校英語教育学会(JES)3支部合同セミナー
  • [学会発表] DDLツールによる音素単位の音への気付きを促す 指導実践-ローマ字指導への接続ー2023

    • 著者名/発表者名
      池田周,田中真理,西垣知佳子
    • 学会等名
      小学校英語教育学会
  • [学会発表] 英語の文法力の基底をなす「名詞句のかたまり」の理解を促す指導 ―DDLによる外国語科と国語科の連携,中学校英語への接続の試み2023

    • 著者名/発表者名
      田中真理,西垣知佳子,橋本修,安部朋世,神谷昇
    • 学会等名
      小学校英語教育学会
  • [学会発表] 学校英文法の熟達度を測定するためのテストの作成とその実施結果2023

    • 著者名/発表者名
      西垣知佳子,川名隆行,見目慎也,中井康平,山崎達也,水本篤
    • 学会等名
      全国英語教育学会第48回香川研究大会
  • [学会発表] 教師の「教えたつもり」と生徒の「わかったつもり」のギャップを埋める「DDL+探究活動」の実践2023

    • 著者名/発表者名
      山崎達也,西垣知佳子
    • 学会等名
      関東甲信越英語教育学会第47回埼玉研究大会(オンライン)
  • [学会発表] 接続表現の組み合わせによる文章構成に関する生徒の気づき―譲歩表現「A たしかにB しかしC」を例に―2023

    • 著者名/発表者名
      安部 朋世, 橋本 修, 田中 佑, 永田 里美, 西垣 知佳子
    • 学会等名
      第144回 全国大学国語教育学会(島根大会)
  • [備考] hDDL:DDLで学ぶ探究型 英文法の学習

    • URL

      https://h.ddl-study.org/

  • [備考] eDDL:英語のルールを 発見しよう!

    • URL

      https://e.ddl-study.org/

  • [備考] SCoRE(Sentence Corpus of Remedial English)

    • URL

      https://www.score-corpus.org/

  • [備考] 英語の音と仲よくなろう!

    • URL

      https://pa.ddl-study.org/

  • [備考] BES Search

    • URL

      https://bessearch.ddl-study.org/

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公開日: 2024-12-25  

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