• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

文書群復元と歴史的景観復元の融合による栄山寺および栄山寺領の総合的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20H01316
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分03020:日本史関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

下村 周太郎  早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (40581822)

研究分担者 高木 徳郎  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (00318734)
尾上 陽介  東京大学, 史料編纂所, 教授 (00242157)
三上 喜孝  国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (10331290)
西尾 知己  関東学院大学, 国際文化学部, 准教授 (20453996)
似鳥 雄一  高千穂大学, 商学部, 准教授 (30719521)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード栄山寺 / 古代 / 中世 / 荘園 / 寺院 / 村落 / 景観 / 古文書
研究成果の概要

本研究は奈良県五條市(旧大和国宇智郡)に所在する真言宗寺院栄山寺を対象とした、歴史学の立場からの総合研究であり、栄山寺文書諸本の史料調査に基づく文書群復元と、かつて宇智郡の各所に及んだ栄山寺領故地の現地調査に基づく歴史的景観復元とを、2つの柱とする。その上で両者の融合を図る。すなわち、文書史料から抽出される地名などの地理情報と現地調査で得られた景観や土地利用に関する知見との照合を通じて、寺領や境内地周辺における開発の展開を考察するとともに、寺内における文書管理のあり方などとも関連する寺領構造や寺内組織の歴史的変容を追究する。

自由記述の分野

日本中世史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では史料調査と現地調査とを二本柱とするが、新型コロナウイルス感染症の発生で大掛かりな調査は見送らざるを得なかった。それでも、適宜代替的な措置を講じることで所期の目的を一定程度達成することができた。史料調査に関しては、栄山寺・陽明文庫・国立歴史民俗博物館が所蔵する栄山寺文書の原本調査やデジタル撮影を行い、天理大学附属天理図書館が所蔵する旧栄山寺領関連史料も新たに発見できたことで、研究資源の充実化に貢献できた。また、現地調査についても、五條市役所が所蔵する地籍図の調査・撮影とその分析を通じて字堺の復元や字名の比定などを行うことができ、地域の歴史・地理情報の研究資源化に取り組むことができた。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi