研究課題/領域番号 |
20H01381
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐々木 猛智 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (70313195)
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研究分担者 |
鶴見 英成 東京大学, 総合研究博物館, 助教 (00529068)
野下 浩司 九州大学, 理学研究院, 助教 (10758494)
遠藤 秀紀 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (30249908)
佐藤 圭 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助教 (40780036)
西秋 良宏 東京大学, 総合研究博物館, 教授 (70256197)
上杉 健太朗 公益財団法人高輝度光科学研究センター, 分光推進室, 主席研究員 (80344399)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 博物館 / 形態学 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、3次元(3D)形状データに注目した博物館収蔵標本の一層の有効活用、 研究精度の向上、展示公開事業の発信の強化である。そのために、以下の3点に注目し研究を行った。(1) 標本データの3D化を推進するとともに、高精度のデータを作成する技術を研究する。(2) 3Dデータを数値化して、定量的に解析する研究を進める。特に、 様々な標本の形状の認識、分類を数値的に検証するための研究、新しい形質を発見するための研究を行い、さらに、3Dデータを用いた理論形態学的研究、機能形態学的研究を展開する。(3) 3Dデータを展示公開・教材 開発・社会還元事業に効果的に活用するため の手法の研究を行う。(1) は貝類や哺乳類の動物標本を対象に、X線CTによる3Dデータを作成した。(2)については同種個体を多数計測し、類似種間で比較し、各種の形態的特徴を定量的に定義する研究を行った。(3)については、小石川分館 特別展示「ボトルビルダーズ―古代アンデス、壺中のラビリンス」2020年9月24日~2020年11月29日 、スクールモバイルミュージアム「生きている骨」2020年9月8日[火]~11月7日[土] を開催した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナウイルスの影響により、分野によってはフィールドワークを行うことができず若干の遅れが生じたが、既にある標本を用いた研究を進めることにより概ね計画通りに遂行することができた。博物館の展示も2件開催することができた。
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今後の研究の推進方策 |
来年度以降は、X線CTに加えて3Dスキャナーを加えた3D化を行い、3Dデータ作成の高速化を図る。標本の形態学的研究では、フォトグラメトリから3Dデータを作成し、形態測定学、分類学の研究に利用するための研究を行う。X線CTを用いた研究では、高精細化のためにSPring-8の放射光CT装置を用いた撮影実験を行う。研究材料は、動物、植物、考古資料など多様な材質の標本を用いる。博物館の展示は2件の開催を予定している。
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