研究課題
本研究の目的は、3次元(3D)形状データに注目した博物館収蔵標本の一層の有効活用、研究精度の向上、展示公開事業の発信の強化である。生物系、地学系(古生物学)、文化史系のそれぞれの分野で標本の形に関する研究を行った。生物系では貝殻や骨の形を定量化し、種分類を再検討し、形と機能の関係、進化の過程を考察した。古生物学ではCT撮影により母岩や化石内部に残された構造を非破壊で観察する研究を行った。さらに、デジタル化技術が導入される前に登録された標本類を3Dスキャナーでスキャンしたデータを作成し、出版物の作成を準備中である。文化史分野では主に土器のフォトグラメトリによる3Dモデルの作成を行った。また、そのデータを3Dプリンタで出力し展示に活用する過程を解説する教材を作成した。本研究の成果は博物館の展示公開事業に活用した。展示は、「東大地質図コレクション」展(2022年11月29日~2023年3月31日)、楢葉町×東京大学総合研究博物館連携ミュージアム「大地とまちのタイムライン」(2023年4月22日開館)を開催した。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (14件) (うち国際共著 1件、 査読あり 14件) 学会発表 (4件)
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