研究課題
本年度は①研究作業グループ1(全国生徒性知識調査)、②研究作業グループ2(性教育を実践している教員等の聞き取り調査)、③研究作業グループ3(性の多様性教育への取り組みの国際比較)のこれまでの成果をまとめること、それを研究成果報告書としてまとめることを目標に研究活動を進めた。①については、回収してきた生徒知識アンケートの分析を進め、その一端を茂木輝順他「中学生の性に関する知識と意識の調査- 2007 年調査と2021 年調査との比較-」として、第42 回日本思春期学会学術集会で報告した。②についてはこれまで聞き取り調査をしてきたものを、①性教育実践、②LGBT教育実践、③周囲の人的環境・支援、④本人の学修研修環境、⑤LGBTの授業実践に対する促進要因と阻害要因、などを中心に分析を進めた。③については、2023年6月末に台湾調査を行った。台湾は、2004 年にジェンダー平等教育法を制定し、同性婚も法制化されており、LGBTQ運動も進むなど、アジアの中でも性の多様性に関して先進国に属すからである。そして、今回の科研で調査したスウェーデン及び台湾、そしてコロナで調査できなかった国も含め、性の多様性教育を中心にまとめる作業を行うことにした。またスウェーデン調査についてはその一部をいくつかの学会で発表を行った。そして、これまでの成果を最終的に、『生徒・教員調査と国際比較にもとづいた「性の多様性」教育の課題と実践に関する研究研究成果報告書』(PDF版)としてを年度末にまとめた。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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了徳寺大学紀要
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産科と婦人科
巻: 90(8) ページ: 885-889
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季刊 セクシュアリティ
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人間学研究センター紀要( 仙台白百 合女子大学)
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