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2022 年度 研究成果報告書

〈多元的生成モデル〉にもとづく教育政策の再構築に関する総合的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01637
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分09010:教育学関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

菊地 栄治  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10211872)

研究分担者 池田 賢市  中央大学, 文学部, 教授 (40222880)
木村 優  福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 教授 (40589313)
紅林 伸幸  常葉大学, 教育学部, 教授 (40262068)
小国 喜弘  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (60317617)
白川 優治  千葉大学, 大学院国際学術研究院, 准教授 (50434254)
末冨 芳  日本大学, 文理学部, 教授 (40363296)
高橋 亜希子  南山大学, 人文学部, 教授 (90431387)
永田 佳之  聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (20280513)
仁平 典宏  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (40422357)
根津 朋実  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50344958)
丸山 英樹  上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (10353377)
宮古 紀宏  国立教育政策研究所, 生徒指導・進路指導研究センター, 総括研究官 (60549129)
油布 佐和子  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80183987)
吉田 敦彦  大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (20210677)
和井田 清司  武蔵大学, 総合研究機構, 研究員 (50345542)
藤本 啓寛  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助教 (00962086)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード多元的生成モデル / 一元的操作モデル / 相互的主体変容 / 教育改革 / 教員の多忙化
研究成果の概要

ここ四半世紀のこの国の教育改革は、〈一元的操作モデル〉にもとづく教育政策に彩られてきた。本研究では、圧倒的なこのパラダイムを相対化するオルタナティブとして〈多元的生成モデル〉を設定した。まず、教育の現状分析を充実させるために、全国公立小学校校長・教員調査をWeb方式で実施した。校種を超えて、この期間、教員の多忙化がさらに深刻化してきたことが明らかになった。教育政策をめぐる国の議論と実施過程は、依然として〈一元的操作モデル〉によって支配されている。しかし、他方で、公教育のさまざまな領域において、〈多元的生成モデル〉にもとづく実践が有意義かつ持続可能な形で試みられていることが明らかになった。

自由記述の分野

教育社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は、以下の4つに要約できる。第一に、現在の教育改革の限界を〈一元的操作モデル〉というパラダイムとして集約し、個別科学による弥縫策の限界を明確にすることができた。第二に、単純な現状批判に終わるのではなく、「人間と社会の限界性」を軸にした〈多元的生成モデル〉というもうひとつの物語を教育現場の実践からつむぐことができた。第三に、小・中・高校の3校種の2時点間校長・教員調査データの収集を完了させ、現場の声にもとづいて教育改革の実態と構造変化を描き出した。第四に、国民国家/資本主義/近代の構造を等閑視した教育政策研究の限界を見極め、アナキックな問い直しに可能性の萌芽を発見することができた。

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公開日: 2024-01-30  

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