研究分担者 |
吉村 功太郎 宮崎大学, 大学院教育学研究科, 教授 (00270265)
栗原 久 東洋大学, 文学部, 教授 (00345729)
井上 奈穂 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (00580747)
川崎 誠司 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10282782)
峯 明秀 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10379323)
大澤 克美 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (20323735)
坪田 益美 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (20616495)
谷田部 玲生 桐蔭横浜大学, 法学部, 教授 (30311137)
中原 朋生 環太平洋大学, 次世代教育学部, 教授 (30413511)
藤瀬 泰司 熊本大学, 大学院教育学研究科, 教授 (30515599)
橋崎 頼子 奈良教育大学, 学校教育講座, 准教授 (30636444)
鈴木 隆弘 高千穂大学, 人間科学部, 教授 (40433685)
小瑶 史朗 弘前大学, 教育学部, 教授 (50574331)
木村 勝彦 茨城大学, 教育学部, 教授 (60241759)
田村 徳至 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (60710085)
桑原 敏典 岡山大学, 教育学域, 教授 (70294395)
橋本 康弘 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 教授 (70346295)
樋口 雅夫 玉川大学, 教育学部, 教授 (70510189)
小松 伸之 清和大学, 法学部, 准教授 (80609777)
桐谷 正信 埼玉大学, 教育学部, 教授 (90302504)
永田 忠道 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (90312199)
磯山 恭子 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (90377705)
原 宏史 東海学園大学, 教育学部, 教授 (90524489)
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研究実績の概要 |
本年度は、以下の四点について研究を進めた。 第一に、国内実態調査研究として、小学校・中学校・高等学校の児童生徒を対象とした質問紙調査を実施し、児童生徒の「18歳市民力」の実態を把握した。調査は小学校5年生、中学校2年生、高等学校2年生、それぞれ2,000名、合計で6,000名に及ぶ大規模な調査となった。調査結果の分析を通して、発達段階に応じて、18歳市民力の育成を目指した教育課程の編成が必要であることを確認した。 第二に、海外比較調査研究として、欧米・アジア・オセアニアで展開される「18歳市民力」に関する学校教育実践に関する実態調査を実施した。現地調査は十分に実施することができなかったが、文献調査やオンラインを介したインタビュー調査を通して関連する情報を収集し、その分析を行った。これらの取り組みで、日本における教育課程や授業実践に足りないことは、小中高の一貫性の枠組みの不十分さであることがわかり、この観点を念頭に置いた教育課程の編成原理を改めて検討した。 第三に、実践研究として、「政治」「法」「経済」「倫理」の4つの実践研究グループを組織し、各グループ内で研究者と実践者の研究ネットワークを構築しながら、「18歳市民力」と関連した単元開発並びに授業実践を実施した。各グループ内の完結的な研究とならないように配慮して、適宜グループ間の意見交換を保証し、全体として、実践研究の質が深まっていくことに留意した。 第四に、以上の3つの研究を関連づける取り組みとして研究会を2021年6月、2022年1月と3月に開催した。理論研究と実践研究を分離させないように配慮して、研究会では研究代表者と研究分担者だけでなく、研究に関わる研究者及び実践者の間の情報共有を最優先に考え、様々なセッションを企画・運営した。
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