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2023 年度 研究成果報告書

ICTツールを用いた多様な発達特性を有する学生の高校・大学・就労接続支援

研究課題

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研究課題/領域番号 20H01692
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

佐々木 銀河  筑波大学, 人間系, 准教授 (80768945)

研究分担者 村田 淳  京都大学, 学生総合支援機構, 准教授 (00742305)
有海 順子  山形大学, 障がい学生支援センター, 准教授 (50633921)
酒井 貴庸  甲南女子大学, 人間科学部, 准教授 (50744108)
脇 貴典  筑波大学, ヒューマンエンパワーメント推進局, 助教 (60865799)
横田 晋務  九州大学, 基幹教育院, 准教授 (70734797)
竹田 一則  筑波大学, 人間系, 教授 (90261768)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード発達障害 / ICT / 情報連携 / 高大接続 / キャリア支援
研究成果の概要

本研究は、学生本人を中心とする自身の得意・苦手を蓄積・共有するICTツールを活用し、関係者との安全かつ途切れない情報連携を通じて学生本人の自己理解を促すことを目的とした。高校生段階からの自己理解促進プログラムの検証、大学生における意思表明スキルの評価、発達障害学生の自己理解の要因調査を行った。結果、高校生対象の自己理解促進プログラムは自尊感情の改善に寄与し、ICTツールの利用が有効であることを示した。また、苦手なことを相手に伝える意思表明に関係する要因や自身の得意や苦手に気づく要因についても一定の示唆を得た。今後は対象者数の拡大や就労支援での活用、社会実装が課題とされた。

自由記述の分野

高等教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、発達障害を含む多様な学生が自身の得意・苦手を理解し、自己理解を深めるためのICTツールの開発と実証を行った点にある。このツールは、個人情報保護の壁をクリアしながら、学生と関係者間の情報連携を促進する新しいアプローチを提供した。社会的意義としては、学生の自尊感情の向上や抑うつ気分の低減に寄与することが示され、教育現場や就労支援における実用的な支援手段として期待される。また、障害の有無にかかわらず利用できるユニバーサルデザインで設計されており、幅広い学生に対して有用なツールとなる可能性があります。今後の社会実装やさらなる研究が求められる。

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公開日: 2025-01-30  

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