研究課題/領域番号 |
20H01698
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 新潟県立大学 |
研究代表者 |
Brown Howard 新潟県立大学, 国際地域学部, 教授 (40562145)
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研究分担者 |
花田 真吾 東洋大学, 国際学部, 准教授 (00635865)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | EMI / 英語による教育 / career outcomes / キャリアのアウトカム / キャリア支援 / グローバル人材 / 高等教育の国際化 |
研究成果の概要 |
本プロジェクトは、英語による教育プログラム受講学生の進路について調査した。日本の大学では、高等教育の国際化やグローバル人財育成の一環として、英語による専門教育を実施している。学部生向けには、約300の大学が英語または日本語による科目の混合プログラムを、約35の大学が完全な英語のみによるプログラムを提供している。プログラム導入当初にあったカリキュラム計画、FD、統合、全体的な実施面での問題も、この15年間で改善された。このプログラムの発展に関する文献は多くあるものの、EMI学生の卒業後の進路についてはあまり知られていない。本研究では、EMI学生の目的、ニーズ、支援体制、進路について調査した。
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自由記述の分野 |
Internationalization of Higher Education
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化社会が進む中、経済の活性化が最重要課題となっている日本。その一環として、政府や経済界が注目するのが「グローバル人材」だ。国際的な環境で活躍できる日本の若者や日本の活性化に貢献できる留学生を指す。大学における英語による教育も、このグローバル人材育成の一環と考えられている。本研究では、EMIが日本人学生のキャリア形成にとってプラスに寄与している一方で、留学生にとっては逆に障壁となっている可能性のあることがわかった。また、EMIの学生特有のニーズに的を絞ったキャリア支援の欠如も明らかになった。本研究結果は、現在および将来のEMIプログラムの意思決定およびプログラム計画に貢献するものである。
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