研究成果の概要 |
プラズマ照射および表面被覆を施した木粉強化ポリプロピレン複合材料(WPC)の引張特性について検討した.木粉(WF)を0 wt%, 25 wt% (WP25), 50 wt% (WP50)の含有率とし,試験片表面にプラズマ処理を施した.そして,セルロースナノファイバー(CNF)を添加したアクリル塗料中に浸漬させて表面被覆を行った.PP,WP25,WP50の引張強度はそれぞれ5.4-7.1%, 3.5-3.7%, 3.0-3.6% の割合で増加したが,CNFの添加効果はさほどみられなかった.しかしながら,本手法による表面被覆は WPCの機械的特性を向上させる方法としての適用性は認められた.
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