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2022 年度 研究成果報告書

ヒトとロボットの協調運動学習系における運動学習促進アルゴリズムの検討

研究課題

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研究課題/領域番号 20H02111
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
研究機関東京農工大学

研究代表者

近藤 敏之  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60323820)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード協調運動学習 / 動的機能結合解析 / リハビリ
研究成果の概要

本研究では、ヒトとロボットの協調運動学習において、学習が促進される条件の解析ならびに脳活動の動的機能結合解析を実施した。実験の結果、初心者エージェントは熟練者エージェントよりも事後の運動成績が有意に高いこと、被験者の運動技能レベルにあわせて成長するレベル調節エージェントが最も運動学習促進効果が高いことを明らかにした。また、テンソル分解とTVGL法を組合せた動的機能結合解析手法を提案した。医学的に脳状態の正解ラベルが付された睡眠脳波に適用し、多チャネル脳波に内在する時空間特徴量を潜在変数の動的グラフ構造として抽出した結果を睡眠モードの正解ラベルと比較することで、その有効性を検証した。

自由記述の分野

知能情報学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、ヒトとロボットの協調運動学習を対象に、ロボットエージェントの制御アルゴリズムを4種類(初心者、熟練者、レベル調節、固定成長)考案し、被験者実験を行った。実験の結果、被験者の運動技能レベルにあわせてともに成長するレベル調節エージェントが最良であることが示された。ロボットリハビリテーションにおける最適な支援の量は患者ごとに異なり、また患者の機能改善とともに変化すると考えられることから、本研究の成果は、将来のロボットリハビリテーション開発にとって有益と考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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