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2023 年度 研究成果報告書

視線情報に基づく構造物点検技能の形式知化・標準化:VR技術による知の加速度的継承

研究課題

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研究課題/領域番号 20H02225
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
研究機関長岡工業高等専門学校

研究代表者

村上 祐貴  長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (70509166)

研究分担者 井林 康  長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (10321415)
池田 富士雄  長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (30353337)
土田 泰子  長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (30455125)
外山 茂浩  長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (60342507)
上村 健二  長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 准教授 (80708090)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード構造物点検 / 技能の形式知化 / 視線情報 / VR
研究成果の概要

道路法では,道路構造物を対象に5年に1度の定期点検が定められているが,点検者によって近接目視点検結果に差異が生じる場合がある.本研究では,近接目視点検精度の向上および平準化を図ることを目的とし,コンクリート構造物を対象に,VRを用いた近接目視点検トレーニングシステムの開発を行った.その結果,トレーニング中の視線情報から,判定結果の変動の要因を明らかにするとともに,本トレーニングによる近接目視点検における損傷探索精度,記録の正確性および損傷判定精度の向上が確認された.

自由記述の分野

コンクリート工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は,構造物の定期点検で行われる近接目視点検において,全国的に喫緊の課題である熟練点検者不足の問題解決に寄与するものである.目視点検は各種車両点検など他分野でも行われており,目視点検技能継承プロセスの体系化は他分野にも水平展開が期待される.視線情報に着目した技能継承は他産業にも応用可能であり,スポーツ工学や情報工学を専門とする他分野の研究者の参画も期待され,その学術的波及効果は大きいものである.今後,多くの外国人労働者を受け入れていくことが予想される建設業や製造業にとって,教育に要する時間を大幅に短縮する可能性があり,社会的意義は大きい.

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公開日: 2025-01-30  

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