(1)静電浮遊装置を用いて外力を定量的に計測する手法を確立した。 (2)本研究の成果により、固体ターゲットのレーザー照射時の運動について、ターゲット表面の昇華に伴うアブレーション推力を加味した予想が可能となった。これは3Dプリンターなど、粉体へのレーザー照射を行う機器などの挙動をより精密に予測することに役立つ。 (3)理論的には、真空中なら、100W程度の比較的低パワーのレーザー装置を用いて、フォトンの運動量の10000倍程度の推力を発生できる見積もりだが、現状は100倍程度に留まる。今後の継続的な研究により飛躍的性能向上が期待できる成果を得た。
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