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2023 年度 研究成果報告書

超伝導固有ジョセフソン接合における多光子レーザー発振の実証

研究課題

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研究課題/領域番号 20H02606
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分29010:応用物性関連
研究機関京都大学

研究代表者

掛谷 一弘  京都大学, 工学研究科, 准教授 (80302389)

研究分担者 浅井 栄大  国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 主任研究員 (00722290)
町田 昌彦  国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, システム計算科学センター, 研究主席 (60360434)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードジョセフソン効果 / テラヘルツ放射 / 高温超伝導体 / 周波数変調 / テラヘルツ通信 / 周波数変換
研究成果の概要

空間を飛ぶ電波・光を用いて大量のデータをやりとりする高速無線通信の要望が、コロナ禍を経てますます高まっています。その世界的な需要に対応するために、さらに進化した無線ネットワーク、Beyond 5G/6G技術の開発が急ピッチで進んでいます。こうした無線通信に必要な電磁波の周波数帯であるテラヘルツ帯の光源のひとつとして、超伝導テラヘルツ光源が研究されています。本研究では、超伝導だけが持つ性質であるジョセフソン効果を利用することで、市販の信号発生器から発生する3ギガヘルツのマイクロ波信号をテラヘルツ波に乗せて送信する、テラヘルツ波エフエム技術の開発に成功しました。

自由記述の分野

超伝導デバイス

研究成果の学術的意義や社会的意義

超伝導テラヘルツ光源は小型で安定に動作する固体デバイスであり、単色テラヘルツ発振、広帯域チューニング性能、アレイ化による高出力発振、高い放射効率、円偏光テラヘルツ電磁波の発生など、他の技術にはないユニークな特徴を備えています。本研究で新たに実現したFM方式は、従来の複雑かつ特殊な光学機器を使用する方式よりも単純でありながら、高い精度で周波数や帯域を制御できる点で優れています。これまでに報告された超伝導テラヘルツ光源の周波数範囲は0.15テラヘルツから2テラヘルツの領域であり、Beyond 5G/6G通信のターゲットとなる周波数領域が含まれます。

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公開日: 2025-01-30  

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