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2022 年度 研究成果報告書

ジャスモン酸蓄積を活性化する新規病虫害抵抗性誘導化合物の創成と作用機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20H02990
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分39040:植物保護科学関連
研究機関東京理科大学

研究代表者

朽津 和幸  東京理科大学, 創域理工学部生命生物科学科, 教授 (50211884)

研究分担者 倉持 幸司  東京理科大学, 理工学部応用生物科学科, 教授 (90408708)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード抵抗性誘導剤 / 植物免疫 / ジャスモン酸 / サリチル酸 / 構造活性相関 / 病虫害耐性
研究成果の概要

シロイヌナズナ幼植物体に処理すると, 一般に拮抗的に作用すると考えられているジャスモン酸(JA)・サリチル酸(SA)の双方の蓄積を誘導し, 下流遺伝子の発現を亢進する化合物を見出した. 時系列トランスクリプトーム解析の結果,JA 経路, SA 経路に加えて, 初期からストレス応答関連遺伝子の発現の遺伝子の発現が誘導されることが明らかとなった. 構造類縁体を系統的に合成し, 構造活性相関解析を進め、標的因子の探索を試みた. シロイヌナズナの成熟個体に経根処理すると, JA マーカー遺伝子の発現が誘導され, 灰色カビ病菌に対する抵抗性が強化された.

自由記述の分野

植物分子生理学・植物免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

植物ホルモンであるジャスモン酸(JA)・サリチル酸(SA)は、一般に拮抗的に作用すると考えられているが、双方の蓄積を誘導し双方の経路を活性化する化合物を発見した。植物の病虫害抵抗性誘導剤、特化代謝促進剤などのリード化合物や、植物免疫系研究のツールなど、多様な応用の可能性が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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