リモートセンシングを活用し、森林生態系の生物多様性を広域的に地図化することを目的とする。環境省によるモニタリングサイト1000で蓄積されている森林における鳥類と地上徘徊性甲虫の分布データを目的変数とし、環境要因を説明変数としたモデルを構築した。 鳥類については434サイト、地上徘徊性甲虫については30サイトを分析対象とした。地上徘徊性甲虫は、北海道、本州、沖縄・奄美の大きく3つのグループに分類された。本州はさらに二つに分類され、標高と平均気温がその区分に影響を及ぼしていた。鳥類については、猛禽類、ジョウビタキの営巣環境の把握に航空LiDARをはじめとしたリモートセンシングデータが有用であった。
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