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2023 年度 研究成果報告書

農業法人の多角化戦略が地域に与える経済的・社会的影響の定量分析評価手法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03086
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分41010:食料農業経済関連
研究機関東京農業大学

研究代表者

佐藤 和憲  東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (80355601)

研究分担者 今井 麻子  東京農業大学, 国際食料情報学部, 助教 (00825242)
渋谷 往男 (澁谷往男)  東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (20557079)
大江 靖雄  東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (60302535)
半杭 真一  東京農業大学, 国際食料情報学部, 准教授 (90504043)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード農業法人 / 経営戦略 / 多角化 / 農村ツーリズム / 新型コロナウイルス感染症
研究成果の概要

全国の農業法人に対するアンケートデータを統計分析し,農業法人の多角化は垂直的統合を主体としており,経営者は自社の競争力の弱さを認識したうえで,自社の強みを発揮できる新たな事業部門を見出すことにより垂直的統合を実行していることを明らかにした。また,新型コロナウイルス感染症の農業法人への影響、要因および対策の関係を分析し,顧客,市場の変化に対して,新市場開拓または新商品開発,および両者を兼ねた多角化が重要なことを明らかにした。さらに,農泊の宿泊予約サイト利用者のデータを分析し,丁寧な接客による滞在中の快適性の保持、および体験や食事などによる楽しさの提供が総合満足度を上げることを明らかにした。

自由記述の分野

農業経営学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は,従来農業経営学分野で不十分であった農業法人の経営戦略と経営者の経営環境および経営資源に対する認識との関係を大量データに基づいて類型的に捉えることができたことである。この成果を応用することにより,自治体などが事前に農業法人・経営者の経営環境と経営資源に対する認識を把握することにより,誘致に必要な条件整備を効率的に進め,地域外からの農業法人の誘致を促進し地域農業,地域経済の活性化に寄与することができる。また,新型コロナウイルス感染症による農業法人への影響,要因,および対策の関係について明らかにし,今後,パンデミックが発生した場合の対策の策定に寄与できる。

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公開日: 2025-01-30  

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