研究課題/領域番号 |
20H03178
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 宮崎大学 (2021-2023) 国立研究開発法人理化学研究所 (2020) |
研究代表者 |
岩野 智 宮崎大学, 研究・産学地域連携推進機構, 講師 (10734832)
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研究分担者 |
蛭田 勇樹 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (60710944)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 生物発光 / バイオイメージング / in vivoイメージング |
研究成果の概要 |
AkaBLIを基盤として非侵襲的な生体分子イメージングのためのプローブ技術の開発を実施した。生物発光反応の詳細解析と分子進化によって、特定分子のプローブとしての利用性を見出し、これを動物個体の生体分子イメージングへと実装した。また多様なニーズに対応可能なプローブの作動原理確立のため、分割型Akaluc、BRETによる波長変換型の基盤的データを取得した。前者について、網羅的な分割位置スクリーニングにより、分割断片の親和性の有無で発光活性をON-OFFする分割Akalucを見出した。後者について、蛍光色素+タンパク質性タグによりAkalucの発光波長変換を誘導できることを見出した。
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自由記述の分野 |
ケミカルバイオロジー
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物個体内で起こる生命現象の理解には、観察による情報が重要である。生物発光に基づく、個体レベルのバイオイメージング技術は遺伝学的標識と非侵襲的かつ経時(日)的な観察が可能である点で代替手法の無い技術である。一方、生体分子プローブに乏しいことが課題であった。本研究では、強度変化型の生物発光性の生体分子プローブを開発した。また生物発光性のプローブ化を多様に展開するために重要な2つの基盤となるデータ(分割型AkalucとBRETによる波長変換型)を取得した。本課題で開発したプローブや蓄積したデータは、動物個体内で起こる現象の理解や、新規の生物発光性のプローブ開発への貢献が期待される。
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