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2023 年度 研究成果報告書

トランスファーRNA修飾の破綻による小頭症と精神遅滞の発症機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03187
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分43010:分子生物学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

中條 岳志  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 講師 (50788578)

研究分担者 富澤 一仁  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (40274287)
魏 范研  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (90555773)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードRNA修飾 / タンパク質合成 / tRNA
研究成果の概要

tRNAメチル化酵素FTSJ1欠損マウスにおける知的障害の発症機構を解明した(Sci Adv, 2021)。tRNAメチル化酵素TRMT61A–TRMT6のHIV-1感染における機能を解明した(Nucl Acids Res, 2021)。抗がん剤耐性口腔がん細胞へのi6Aの作用とその機序を解明した(RNA, 2022)。胎児発生と呼吸鎖複合体形成におけるミトコンドリアtRNAのf5C修飾を行うために必要なメチル化酵素NSUN3の機能を解明した(Commun Biol, 2023)。tRNAメチル化酵素Trmt10a欠損マウスにおける知的障害の発症機構を解明し、リバイス中である。

自由記述の分野

RNA修飾

研究成果の学術的意義や社会的意義

トランスファーRNA修飾の欠損により知的障害やミトコンドリア病など様々な疾患が引き起こされるが、その分子機序の大部分はわかっていなかった。私達の研究により、2種類のtRNA修飾酵素の機能欠損による知的障害の発症メカニズム、HIV-1がtRNA修飾を使用するメカニズム、抗がん剤耐性を有するがん細胞の一種に対する修飾ヌクレオシドi6Aの作用とその機序、tRNA修飾酵素の一種の機能欠損によるミトコンドリア病の発症メカニズムを解明できた。これらの知見は、これらの疾患の治療方法を探る上で必須な基礎知見となる。

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公開日: 2025-01-30  

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